うつ病の診断方法~医師による問診が大切~

男女

早期治療が大切です

笑顔の男性医師

落ち込んで何も楽しくない

夫や子供がうつ病と診断されたら、家でゆっくりと休める静かな環境と雰囲気を作ることが大切です。仕事で疲れて帰って来た時に、今日の具合はどうだったのか、会社でどんなことがあったのか、などと質問攻めにしないように気をつけましょう。普段の患者の生活を見守り、言葉使いや、表情はふさぎ込んでいないか、夜は眠れているか、食事はきちんと摂っているか、飲酒の量が増えていないかなどを、さりげなく観察しましょう。始めのうちは食欲がないために、食事をあまり食べないかもしれませんが、抗うつ薬の効果が出てくると、次第に食べられるようになるので、家庭では消化の良いバランスのとれた食事を食べさせましょう。但し、無理に沢山の量をすすめる事をしてはいけません。本人が好きで食べやすい物を、楽しく食べられるように、家族全員で協力し合いましょう。栄養バランスのとれた食事は、脳の機能回復にもなります。特にミネラルやビタミンは、脳のストレス耐性を強化する働きをしてくれます。また、脳が元気を取り戻すためには、夜眠って朝起きる、毎日の生活のリズムが大切です。規則正しい時間に3度の食事を摂る事は、自然に生活リズムを整える役割を果たします。

患者の生活を見守ります

うつ病は、気分が落ち込んで、何をしても楽しくない状態が長期間続く病気です。多くの日本人が一生に一度はうつ病になると言われています。うつ病患者の辛さは周りの想像をはるかに超えるもので、日常生活に重大な影響を与えるほどです。ストレスの多い現代社会において、うつ病患者は、今後ますます増えると予測されています。早期に受診し正確に診断されれば、再発や重症化は防ぐことが出来ます。うつ病の診断は問診が主流となっています。問診では、いつごろ始まったのか、またうつ病の特有な症状の有無などを基準に診断します。医師は患者の表情や声の出し方、座っている時の姿勢なども参考にします。問診で最も大切なことは、自分の言葉で、なるべく具体的に話すことです。今の辛い気持ち、食欲があるかどうか、夜は何時間くらい眠っているか、身体に症状が出ているか、きっかけになる出来事があったのかなどをすべて正直に話す必要があります。他に治療中の病気や、飲んでいる薬があるか、過去の病歴、身内にうつ病の人がいるかなどの質問もされます。正直に言わない事には、医師は正しい診断と治療ができません。たとえうつ病とは全く関係のなさそうなことでも包み隠さずに伝えましょう。