うつ病の診断方法~医師による問診が大切~

男女

セロトニンが鍵となる疾患

患者と女医

注目の幸せホルモン

気分の落ち込みや気力の低下などの症状が現れる病気をうつ病と言います。これは、セロトニンという神経伝達物質が脳内で不足したことによって発症するものです。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、セロトニンの分泌量を増やすことで、心身ともに健康で幸せな状態が保てるということから、近年注目を集めています。しかし、現代社会においてはセロトニンの不足が起こりやすい環境であると考えられています。セロトニンが不足する原因はストレス、運動不足、昼夜逆転の生活、食生活の乱れなどです。憂鬱になったり、夜に眠れなくなったりといった状態が何日も続くような場合には、うつ病と診断される可能性が非常に高いと考えられます。セロトニンの重要性が徐々に注目を集めているため、うつ病の発症を未然に防ぐ方法が明確になってきています。なので、うつ病を発症しやすい社会環境ではありますが、予防策をとる人も徐々に増加すると考えられ、将来的にはうつ病患者が少なくなる可能性もあります。しかし、健康志向の人とそうでない人の差が大きくなっているのも事実です。全ての人の健康意識が高まることがなければ、うつ病をはじめとした様々な病気の発症を減らすことは難しいでしょう。

いくつ当てはまるか

うつ病の疑いがある場合には、必ず病院で診断してもらう必要があります。病院で行われる診断方法に、DSM-Vというものがあります。これはアメリカの精神医学界が定めている診断方法です。1つ目は1日中気分が沈んで憂鬱、2つ目は仕事、趣味、対人関係などに興味がない、3つ目は食欲不振または過食、4つ目は不眠もしくは過眠、5つ目は同じことの繰り返しが辛い、6つ目は疲れやすく無気力、7つ目は罪悪感を抱きやすく自分の価値がわからない、8つ目は集中力や思考力の低下、9つ目は自殺や死について考えることがある、これらのうち1と2のどちらかが当てはまり、5つ以上の項目がほぼ毎日2週間以上続いているような場合であれば、うつ病と診断されます。この診断方法は職場、学校、家庭などでも簡単に行えるため、最近体調がおかしいと感じているような場合には一度試してみると良いでしょう。ポイントは、これらの症状が現れている期間です。通常の人であっても、気分が落ち込んだり眠れなくなったりすることは珍しくありません。ただ、それはあくまでも一時的なものなので、長くても3日から4日程度で改善されます。うつ病を発症している場合には、このような状態が長く続くため、日に日に症状が悪化していきます。なので、早めに病院へ行くのが最良だと考えられます。